★しずむ夕日がたちどまるまち、双海より★
[著書]

・今やれる青春―二十一世紀えひめニューフロンティアグループ20年活動記
・昇る夕日でまちづくり―日本一を目指した夕焼け課長の奮戦記

■shin-1さんの日記

○舞たうん

 「若松さん。いいのが出来ましたよ。まあ見て下さい」と、刷り上ったばかりのインクのにおいのする「舞たうん」という雑誌をえひめ地域政策研究センターの清水研究員から手渡されました。ゲラの段階で校正作業のため何度か部分的にパソコンで送られてきていたので目にはしていたのですが、全てを見るのは初めてなので手にとって開いた瞬間「凄い」と思いました。私が手にしたり読んだりした過去のものとはまるで違うし、ひょっとしたら私が登場している過去のものの中で一番美しいのではないかと思える程の美しさでした。

 その場はアシスト事業の助言もあってパラパラと捲り読みしかできなかったのですが、夕方は愛媛大学の講義日だったし、グループワークの日だったので、約1時間大学の202号室の教壇に立って全てを立ち読みしました。


 清水研究員という男は農協マンで、センターに出向職員として来ています。研究員には市町村役場や県庁職員が多いのですが、彼は明らかに変わった思考の持ち主です。「変わっている」と他の人から言われる私が「変わっている」と思うのですから彼はやはり変わり者でしょう。彼との出会いは2年前に遡ります。教育長室に新任のあいさつに来た時から何かを感じました。多分「地域づくりと経済」という点で心の一致を見たのが第一印象だったように思います。それから折に触れいい関係といい響き合いで二年間一緒に仕事をしてきましたが、忘れられない仕事は昨年の「地域の自立とはなにか」というシンポジウムの仕掛けでした。

 今回の舞たうんは、その総仕上げとでも言うべき成果物なのです。高知の東谷さん、徳島の横石さん、愛媛の森本さんなど多彩な「地域づくり経済人」にジャーナリストの朝日新聞記者砂場さんを組み合わせるという画期的な企画を流れる水の如く配置し、そして随所に清水研究員の私感を隠し味に使っているのです。多分多少のご批判もあるでしょうが、私が教育長室でインスピレーションとして感じた彼からの直感メッセージのような気がして彼との2年間を振り返りました。

 今、地域は過疎化、高齢化、産業不振、少子化などという社会問題に幻惑されてなすすべもなく立ちすくんでいます。平成の大合併のあおりで行政も「金がない」「画一化・本庁集権」のオーム病にかかってなすことを躊躇しています。ひょっとしたらこの舞たうんはその道しるべかバイブルになるのではと思ったりしました。


 世はまさに情報化時代、舞たうんという雑誌は県下の市町村の関係する所に配られそれぞれの人がそれぞれの想いで手にし読むことでしょうが、心無い人は無造作に紙ごみとして片付けるかも知れません。でも心ある人は手元に保存して詳しく吟味し地域づくりのヒントにするかも知れません。情報には聞き流し情報、必要情報、重要情報と大別されますが、今や舞たうんは私にとって重要情報なのです。

  「舞たうん 想いが活字に 大変身 紙ごみせずに しっかり読んで」
  「舞たうん 腕が良いのか 印刷か まるで美術だ 俺もいい顔」
  「まず妻に 読んで聞かせて 見せてみる これが最後ね 妻の一言?」
  「大学の 教壇立って 立ち読みす 学生立ち寄り 格好いいじゃん」